さ
採寸
衣服を仕立てるため、必要な身体の各部分の寸法を測ること。服の仕上がりに大きく影響する。
サーティースルック
サーティース(1930年代)に流行した背広のスタイルで、それを現代風にアレンジしたもの。ボールドルックと同義で、肩幅がやや広くて張りがあり、衿幅は広く、上着丈も長い。柄もチョークストライプなどボールドなものが主で、その代表的なものは1930年代のシカゴギャングたちの服装に多く見られる。
サイド・シーム
上着やスラックス、コートなどの脇線の縫い目のこと。
サイドプリーツ
シャツの後身頃のボディ型。レギュラーやワイドカラーでよく使用されるもの。
サイドベンツ
背広、上着のベンツ(後ろの割れ目)の1種で、 両裾脇が開いているもの。ヨーロピアン調のものに多く見られるがコンテンポラリーモデルでは、ごく浅くとられたものがある。深く割られたものをディープサイドベンツという。日本では、俗に「剣吊り」と呼ぶ。
サイドポケット
上着やスラックスなどの、脇ポケットの総称として用いられる。 背広のそれはウエストポケット、ロウアーポケットとも呼ばれる。
サヴィル・ロウ
ロンドンの西端にあるストリートの名前で、一流の有名な紳士服の仕立て屋(テーラー)が軒を連ねる。スーツ発祥の地と呼ばれるロンドンでも、有名な仕立て屋はここに集まる。一説には「サヴィル・ロウ」が訛ったものが日本語の「背広」となり、語源であるとも言われている。
サクセススーツ
成功するためのスーツといった意味。 この言葉自体は10年以上も前の流行語だが、社会の要求に応えて再び使われるようになってきている。いわばビジネスマンの、出世するための勝負服といった趣がある。特に決まった色・柄のスーツというわけではなく、このスーツで行くと商談がいつも成功する、相性が良い、自分に似合っているなど、自分にとって自信を持てるアイテムという意味。
サックスーツ
いわゆる「背広」のこと。 アメリカで背広に対して使われる言葉で、シングルブレステッドのスーツのこと。イギリスでラウンジスーツと呼ぶのに対して用いられる。背広の上着はサックコートと呼ばれる。共に「袋のようにゆったりした」の意味が由来。
サドル・ショルダー
ラグランスリーブのように見えるセーターの肩スタイルのこと。実際それと同じ作り方になっているが、特にセーターなどニットウエアに用いる言葉。